佐賀にもあるぞ、世界遺産「三重津海軍所跡」。

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佐賀県と聞くとどんなイメージを持ちますか?田舎?農業?吉野ヶ里遺跡?がばいばあちゃん?はなわ?等のイメージが湧く人はいるかもしれませんが、世界遺産というイメージが出てくる人はあまりいないと思います。

実は佐賀にも世界遺産があるんですよ。

2015年に世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭、産業」の構成資産となっている、三重津海軍所跡です。

2015年に認定されたばかりということもあり、知らない人も多いのではないでしょうか?

ということで、今回は三重津海軍所跡に行ってきました。

世界遺産 明治日本の産業革命遺産

まず、世界遺産は3つの種類に分けることができ、自然遺産、文化遺産、複合遺産があります。

「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」は、シリアル・ノミネーションという手法を採用しており、岩手県から鹿児島県までの8県11市に点在する23の構成資産を一つのグループとし、世界遺産の価値を共有している「シリアル・プロパティ(関連性のある遺跡群)」です。※グループをつくっている一つ一つの遺産の事を「構成資産」と呼びます。

2015年に世界遺産として登録され、日本では19番目の世界遺産となりました。

西洋に追いつけ追い越せと、幕末から明治期における飛躍的な日本の近代化をコンセプトととしており、その取り組みの過程が分かる遺産が選ばれております。

世界文化遺産 三重津海軍所跡

今回行った、三重津海軍所跡は佐賀市川副町大字早津江にあります。

車の場合

長崎自動車道佐賀大和ICより約40分

九州佐賀国際空港より約10分

交通機関利用の場合

JR佐賀駅バスセンターより佐賀市営バス諸富・早津江線にて30分、佐野常民記念館入口バス下車、徒歩5分。

西鉄柳川駅より西鉄バス久留米沖新線にて30分、終点早津江バス停下車、徒歩5分。

隣接する佐野常民記念館では、多くの資料や出土品の他、えみつドームシアターという直径6メートルのドームシアターで、三重津海軍所創設に至る幕末佐賀藩のストーリーを楽しめたりもできます。※無料

ドームの中の椅子に座り、球体の中画面が広がりプラネタリウムのような感覚で、物語を楽しむ事ができます。

またリアルにその時代を体験できる、「みえつSCOPE」も貸し出しを行なっております。※無料、貸し出しには身分証明証が必要

耳のイヤホンからは音声ガイダンスが流れ、SCOPEを覗くと約160年前にタイムスリップし、三重津海軍所のパノラマが広がります。

何もないように見えますが、SCOPEを覗くとそこは360°別世界です。

このようなポイントがいくつか設けられており、海軍所跡を歩きながら回る事ができます。ポイントでは、実際に人物が動く等、様々な仕掛けがありますので、是非体験してみて下さい。

ここもSCOPEを覗くと、タイムスリップできますよ。また海軍所跡だけではなく、それ以外の場所もSCOPE越しに見るとタイムスリップしますよ。

お散歩がてらに、ゆっくり歩いても30分位で見て回る事が出来るので、是非みえつSCOPEを借りてみて下さいね。

また佐賀藩の歴史、海軍所が出来た理由・時代背景、廃藩置県による海軍所の解体等詳しく知ることもできますし、スタッフの方達もとても親切に接してくれますので、是非佐賀の世界遺産「三重津海軍所跡」を訪問してみて下さい。

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